12 エピソード
1. 泰平の誓い

1. 泰平の誓い
大和国(やまとこく)愛媛郡の田舎で暮らす青年、三角青輝(みすみ あおてる)は、 司農官として農業に従事しながら、妻の小紀(さき)と共に慎ましくも穏やかな日々を送っていた。 ある日、彼らの前に大名行列のような仰々しい騎馬隊が現れる。 中でもひときわ目を引く豪奢な馬車から降り立ったのは、大和国の実質的支配者、内務卿・平殿器(たいら でんき)だった。
26分
2026年4月4日
2. 登龍門

2. 登龍門
愛する妻を喪った青輝は、 「泰平の世を築く」という彼女との誓いを果たすため、辺境将軍・龍門光英(りゅうもんみつひで)の行う仕官試験を受けるべく、大阪へと向かう。 ようやくたどり着いた大阪の格安ホテル。 疲れを癒やす間もなく、青輝はある人物と出会う。
26分
2026年4月11日
3. 朝議

3. 朝議
龍門に仕えるべく、任用試験"登龍門"に挑む青輝と阿佐馬芳経(あさまよしつね)。 現れた龍門は、試験に合格するただ一つの条件を告げる。 ――「私の膝を地面に着地させることができる者。以上。」 武と知略が交錯する試練が、今始まる――。
26分
2026年4月18日
4. 聖夷政変

4. 聖夷政変
"登龍門"を突破してから3年―― 青輝は龍門の下で、ひたむきにその職務を全うしていた。 一方、大和国は寒冷により国政が揺らぐ隣国・聖夷(せいい)へ、無条件降伏を迫る勧告状を送る。 聖夷国内では反発の火種が密かに燻り始めていた。
26分
2026年4月25日
5. 辺境将軍隊、出陣

5. 辺境将軍隊、出陣
聖夷では、輪島桜虎(わじま おうが)が大和討伐を掲げ、新たな独裁体制を確立した。 一夜にして新政権を樹立し、各地で決意表明を行った桜虎は、その人柄と政治手腕で瞬く間に民の心を掴み、 聖夷国内での大和討伐の機運は高まっていったのであった。
26分
2026年5月2日
6. 開戦前夜

6. 開戦前夜
平殿器の嫡子・平殿継(たいらとのつぐ)は、大和帝・藤3世(ふじさんせい)の命を受け、辺境将軍隊右中将・菅生強(すごうごう)と共に金沢を目指していた。 楽観的な殿継に対し、菅生はこれが聖夷の罠である可能性を指摘するが――。
26分
2026年5月9日
7. 金沢夜襲

7. 金沢夜襲
聖夷軍による九頭竜城への侵攻をきっかけに、聖夷と大和の戦の火蓋が切られた。 異変を察知した龍門率いる大和軍本隊は、進軍を中断する。 一方、先行していた殿継たちは、開戦の事実を知らぬまま聖夷領のただ中で長尾武兎惇(ながおむうとん)による歓待を受けていた。
26分
2026年5月16日
8. 龍虎決戦

8. 龍虎決戦
武兎惇による金沢での夜襲は失敗に終わったが、 その間にも、聖夷軍主力は辺境将軍隊本隊に向けて進軍を続けていた。 今、桜虎と龍門の決戦の時が迫ろうとしていた。
26分
2026年5月23日
9. 泣いて弥々吉を斬る

9. 泣いて弥々吉を斬る
桜虎と龍門の決戦は、「空城の計」による龍門の作戦勝ちに終わり、 桜虎の威光失墜は誰の目にも明らかになっていた。 桜虎は信頼する参謀・閉伊弥々吉(へいややきち)の策に頼るが――。
26分
2026年5月30日
10. 仇敵再会

10. 仇敵再会
桜虎は、弥々吉の策により威光回復を果たし、再び立ち上がった。 追い込まれる大和軍だったが、 龍門と軍師・賀来(かく)はこの危機的状況を打開するある策を、すでに一人の若者に託していた。
26分
2026年6月6日
11. 薪に臥して天を諭す

11. 薪に臥して天を諭す
ついに殿器と再会した青輝だが、彼の瞳は全く別のものを見据えていた。 「―― 陛下より撤退の勅書を、賜りたく」 青輝が語る「撤退」の真意と、それでも反対する殿器。 全ての判断は、帝に託される――。
26分
2026年6月13日
12. 聖夷滅亡

12. 聖夷滅亡
渾身の説得により、ついに帝を動かした青輝。芳経も龍門に勅書を送り届け、殿として聖夷を迎え撃つ。 一方聖夷側も「冬将軍作戦」で大和を一網打尽にしようと企んでいた。 どちらの策略が上回るか、二国間の戦いは最終局面を迎える。
26分
2026年6月20日

















