13 エピソード
1『HUMANZEE』

1『HUMANZEE』
15年前の夜、ストラルド研究所が動物解放同盟「ALA」の襲撃を受け、妊娠中のチンパンジー、エヴァが運び出された。彼女の胎内にはヒューマンとチンパンジーの間に生まれたハイブリッド、「ヒューマンジー」であるチャーリーが宿っており、人工保育で誕生した後、チンパンジー研究の権威であるギルバート夫妻に育てられる。15年の時を経て高校に編入したチャーリーは初日、木から降りられなくなった子猫を助けようとして足を滑らせた女子生徒、ルーシーを機転で救出し、ふたりの交流が始まる。しかしその一方で、チャーリーの存在を巡る不穏な影が徐々に近づき始めていた。©2026 うめざわしゅん・講談社/「ダーウィン事変」製作委員会
2『ALA(ANIMAL LIBERATION ALLIANCE)』

2『ALA(ANIMAL LIBERATION ALLIANCE)』
ニューヨークで動物解放同盟「ALA」による爆破テロが発生した。メディアは15年前のストラルド研究所襲撃事件からALAとヒューマンジーの発見を結びつけ、チャーリーの存在は再び世間に注目されてしまう。チャーリーの通う学校では噂と偏見が渦巻き、生徒たちは彼を疑いの目で見るようになっていた。ALAの内部ではテロリストであるリヴェラを中心として、リップマンのような軍事経験者がチャーリーを味方に取り込もうと作戦を進めていた。一方、ルーシーはチャーリーの味方として接近を続け、友情が深まっていく。そんな中、ルーシーに謎の接触者が現れる。©2026 うめざわしゅん・講談社/「ダーウィン事変」製作委員会
3『ヘテローシス』

3『ヘテローシス』
コーンバーグ霊長類研究所で、ルーシーはチャーリーを産んだチンパンジー、エヴァと面会する。かつては卓越した知性を示したエヴァだが、出産や過酷な過去により現在は重度の障害を抱え、もはやコミュニケーションを図ることはできない。研究所の所長ファウラーはエヴァの過去とグロスマン博士の研究の一端を語り、チャーリーの出生の秘密が徐々に明かされていく。研究所を出たルーシーはギルバート夫妻宅を訪れた。遂にチャーリーにも友達ができたと喜ぶバートとハンナ。一同は家族の穏やかな時間を過ごしていたが、その裏ではALAがチャーリー宅周辺に待機していた。©2026 うめざわしゅん・講談社/「ダーウィン事変」製作委員会
4『ONE』

4『ONE』
突如学校から姿を消したチャーリー。ハンナとバートは必死に彼の捜索をしていた。一方でチャーリーはALAの潜伏先に赴き、ALAメンバーのリヴェラ、リップマン、ミンスの3人と対峙する。チャーリー単独での侵入だが、3人と対峙していてもチャーリーは怯まず、淡々と彼らと向き合う。ハンナやルーシーを襲ったALAに対して、大怪我をする前に警察に捕まった方がいいと呼びかけるチャーリー。降参したリヴェラ達はチャーリーの言葉通り「警察に出頭する」と車で保安官オフィスに向かうが──©2026 うめざわしゅん・講談社/「ダーウィン事変」製作委員会
5『権利のための闘争?』

5『権利のための闘争?』
リナレス議員の力添えもあり留置場から釈放されたチャーリー。リナレスは議員になることですべての動物の権利の獲得を目指していた。ヒトとそれ以外の動物を分断する法の大きな『壁』を打ち壊すと意気込む彼女にとって、ヒューマンジーであるチャーリーはその成否の鍵を握る存在となっている。日常生活に戻り学校に通うチャーリーだが、生徒たちからは以前のような好奇の目とは異なり、異質な存在として誹謗中傷の矛先を向けられていた。そんな中、ルーシーはチャーリーの権利獲得に向けて動き出す。©2026 うめざわしゅん・講談社/「ダーウィン事変」製作委員会
6『直接行動』

6『直接行動』
校内でプラカードを掲げ「動物の苦痛」を主張するゲイルは怒れるオジーを挑発。オジーが激昂して暴力沙汰寸前になるが、そこへチャーリーが介入し、オジーの腕を取り押さえる。その様子はSNSでも拡散され、チャーリーは注目を浴びていた。「チャーリーはヒトとヒト以外の動物の間の架け橋になれる存在だ」と主張するゲイルだが、チャーリー自身にその主張は届かない。その夜、SNSを見ていたALAからゲイルに接触があり、リヴェラとリップマンが彼の元へと現れる。リヴェラは巧妙にゲイルの弱さと怒りを利用して過激な行動に踏み切る決意を固めさせ、事態は凶行へ転じていく。©2026 うめざわしゅん・講談社/「ダーウィン事変」製作委員会
7『レッド・ピル』

7『レッド・ピル』
ゲイル単独による校内銃乱射事件は複数の動画サイトで同時配信され、瞬く間に世界へ拡散した。銃撃により次々と倒れる者が増え、現場はパニックに陥る。そんな混乱の只中、チャーリーは校舎へ駆け込み、負傷者を担ぎ救護を行う。幼少期のチャーリーが起こした傷害事件を知る保安官フィルは、チャーリーの救助ぶりに動揺を覚える。一方、教卓の下に潜んでいたルーシーはクラスメイトが次々撃たれるのを目撃し、ついにゲイルに発見される。必死に彼の行為の不正義を問いかけるが、その声は届かない。やがてゲイルは、自身の犯行が広く拡散されていることを確信し、ライブ配信で「最後の個人的メッセージ」を宣言。配信を通してチャーリーへの呼びかけを始める。
8『訪問者』

8『訪問者』
ゲイルによるシュルーズ校の銃乱射事件は沈静化したが、その事件が人々に与えた影響は今でも残り続けていた。各地でヴィーガンや環境活動家を敵視する動きが拡がりつつあり、FBIも対策室を設置する事態へと発展する。ALAへのアンチ運動の激化により、ヴィーガン店への襲撃が全国で発生し、シュルーズでは周辺住民によるチャーリーに対する抗議が行われた。「警察官の銃撃から犯人を庇った」とチャーリーに関する偏った情報が拡散され、ALAとの関与を疑われるチャーリーの家には追い出しの要求が届く。町の敵意に晒されたチャーリー一家をルーシーは支えようとするが──
9『青鬚の城にて』

9『青鬚の城にて』
ルーシーはチャーリー宅から帰る途中のフィルを訪ね、10年前のチャーリーによる傷害事件が正当防衛だったと訴えながら、とある相談を持ちかける。変化していくチャーリーの印象にフィルの心には揺らぎが生じ始めていた。一方、自宅ではハンナがチャーリーに、友人であり異性でもあるルーシーに対して抱いている気持ちの正体を尋ねる。学校生活を通して新たに人間関係を築いていくチャーリーの姿に、ハンナは母親として彼の成長を実感していた。そんな折、ルーシーからの着信に応答するチャーリー。しかし、電話の相手はルーシーではなくリヴェラだった。リヴェラに拉致され、危機に晒されるルーシー。リヴェラの真の目的とは──
10『加速の扉』

10『加速の扉』
監禁されたルーシーを救出するため、チャーリーは単身で現場へ乗り込む。チャーリーの襲撃に備えるため、専用装備を持たせた複数のALAメンバーが配置されていたが、チャーリーは圧倒的な身体能力で次々と突破し、最後の1人となったリップマン相手に奇襲を仕掛け、ライフルをへし折る。リップマンはチャーリーに自らの理想を語るが、チャーリーが望むのは「ルーシーと学校に行くこと」だけだった。応酬の末、チャーリーはリップマンの腕を折り、スタンガンを奪って無力化した。そしてルーシーとリヴェラの待つ山小屋へと辿り着いた。リヴェラはチャーリーを「特別な存在」だと煽り、チャーリーの生物学的な父親であるグロスマン博士の存在を匂わせ、とつとつと語り始める。
11『所有権の移転』

11『所有権の移転』
チャーリーが不在の間に自宅が放火され、ハンナとバートは命を落とす。しかし、2人は火災に巻き込まれる以前に、何者かによって殺害されていたことが明らかになった。2人の死亡を確認したチャーリーは現場から森の茂みに姿を消し、行方不明となってしまった。その後、近隣住民数名が自宅への放火を認めるが、夫妻殺害は否認しており、混乱は深まっていく。捕まっていたリヴェラも、その混乱に乗じて姿をくらませてしまった。一方で民間団体や篤志家が『ヒューマンジー捕獲』に懸賞金をかけたことで、州内外からも人々が集まっていたが、チャーリーの行方はわからない。哀悼の中で葬儀が行われ、ルーシーはかつてチャーリーと腰を下ろした森林公園のベンチで彼の姿を探していた。
12『性的二形』

12『性的二形』
フィル家の里子となったチャーリー。フィルと彼の妻グレイスとの3人で新たにフィル家での暮らしを始めるが、チャーリーの新たな居住地を嗅ぎつけた報道ヘリが上空を旋回し、マスコミが自宅周辺を取り巻いていた。保安官ナヴァロの詰問に対し、チャーリーの引き渡しを拒んだフィルは停職処分を受けるが、それでもチャーリーを守る決意は揺らがない。チャーリーはフィル宅での静かな日常を送りながら、コーンバーグ研究所で精密検査を受ける。MRIや体力測定の結果、骨格や筋肉量の急増、血中ホルモンの変動が確認され、研究者たちはチャーリーが「思春期」に差し掛かっている可能性を指摘する。
13『WILL』

13『WILL』
メディアと捜査の目が向く中で、チャーリーはフィル宅での保護を受けつつ、ルーシー、グレイスの3人で地元のスーパーマーケットへと買い出しに行く。ヒューマンジーの入店でざわつく店内。他の客から様々な偏見の目で見られながらもチャーリーは子供と交流を行い、「友達になろう」と歩み寄る。国内ではALAによる凄惨な事件が続いており、彼らの活動は更に激化していた。事態の重大性が増す中で、コーンバーグ研究所からはチャーリーの出生母であるチンパンジー、エヴァが危篤との連絡が入った。チャーリーの出自の秘密とは?そして、ALA、リヴェラが隠していた真の目的とは──

















