グレイテスト・ショー・ネバー・メイド ～ウソに翻弄された30人の若者～

2002年６月、ルーシー、ジェーン、ティム、ダニエル、ロージー、ジョンは人生を変えたいと願っていた。そんな中、テレビのある新番組がそんな彼らの夢にうってつけの広告を出す。“出演者募集。１年で10万ポンド”と。 そして、思いがけず出演者に決定した彼らは、仕事を辞め、人間関係を捨て、家を手放し、新たな冒険の準備を進める。ところがロンドンに到着してすぐ、彼らの夢は壊れてしまうのだった。

家がない状況にもかかわらず賞金を自力で稼がなくてはならない事実に怒りと悲しみを隠せない出演者たちだが、撮影を続行しようと試みる。ティムのカメラには急展開の出来事が映し出される。ニキータ・ロシアンの謎めいた仮面が暴かれるのだ。彼は何者か？番組は放送できるのか？そして20年経った今、彼はどこに消えたのだろうか？

2002年の夏、リアリティ番組で有名人になろうとする30人の夢は悪夢と化した。お金や食料もない中、恥までかかされたのだ。どのようにしてこのような事態になったのか？そしてその原因は何なのか？20年間、この疑問は答えがないままだった。ところが、私立探偵がこのカリスマ性のある謎めいた男の正体を突き止める。ついにニキータ・ロシアンが口を開く時が来たのだ。