ハクスは今年こそ孤独な年末を避けたいと、クリスマス直前に３件のブラインドデートを設定してもらう。しかし現れたのは、いずれも予想以上に酒に強い女性たちだった。最初の相手は折り紙の動画配信者のジグ。彼女は焼酎を絶え間なく注ぎ続け、その勢いにハクスはすっかりたじろいでしまう。続くヨガ講師のジヨンは、過剰なほどエネルギッシュでじっとしていない。そして最後は、ノートパソコン片手に現れた仕事人間で放送作家のソヒ。気づけば、相手を見つけることよりも、飲みの席を無事に終えることのほうが、はるかに難しかった。

いつものようにプロデューサーのカンはソヒの神経を逆なでする。一方、ジグは配信中、若い視聴者からの無礼なコメントに動揺してしまう。うまくいかないことばかりの一日。そんな時には、どうする？ひとまず一杯やるのが一番。

筋金入りの酒好き３人組に危機が訪れる。30代になり、若い頃のようにお酒が体に入らなくなってきたのだ。しかし彼らにとって禁酒という選択肢はない。なんとかして飲み続けようと、３人はあらゆる手を使い始める。

酔った勢いでプロデューサーのカンとキスしてしまい、ソヒは自分の行動に打ちのめされる。さらに彼がインターンのソ･ヒョンとこっそり付き合っていたことを知りショックは倍増。キスを目撃して激怒したソ･ヒョンは、訴えると詰め寄ってくる。事態を収めようと、ソヒはソ･ヒョンと酒を酌み交わすが、緊張は高まるばかり。やがて、ただの飲み会は本気の飲み比べに発展していく。

ソヒを待ちながらレストランで飲んでいたジグとジヨンは、隣のテーブルの男性たちと盛り上がるが、やがて事態は思わぬ方向へ。騒動の末に２人は警察署に連れて行かれ、そこで互いを責めはじめてしまう。遅れて駆けつけたソヒは、なんとか仲を取り持とうとするが、事態は簡単には収まらない。果たして、３人の友情はこの危機を乗り越えることができるのか？

居酒屋には、会社員たちの飲み会でにぎわいが広がっている。７年前、ソヒ、ジヨン、ジグもそんな世界の一員だった。ひとりは出版社、ひとりは大企業、もうひとりは高校教師として働いていた。あの頃、彼女たちはどんな日々を送っていたのだろうか。

パク会長の不快な誘いをかわしたジヨンは、犬の農場へと左遷されてしまう。その場に居合わせたソヒもまた、担当していた会長の自伝プロジェクトから外される危機に直面する。一方ジグは、生徒のセジンを支えるために、できる限りのことをしていた。

Ten years later, the trio revisits their sashimi spot and relives college dates.

３人が足を運んだのは、10年ぶりとなる刺し身店だった。店主が見せてくれた１枚の古い写真をきっかけに、大学時代の恋の記憶が一気によみがえる。あの頃から、３人の恋愛は平凡とは言えなかった。

ソヒは父の急死に打ちのめされ、急いで故郷へ戻る。ジヨンとジグもまた動揺し、それぞれの方法で彼女を慰めようと葬儀場にやってくる。そんな中、ソヒが思いもよらなかった人物が現れ、静かに支えを差し伸べる。

葬儀を終えたソヒは、深い悲しみのなか眠れぬ夜を過ごしていた。一方、ジグは何年ぶりかの家族そろっての夕食に同席し、ぎこちない空気と向き合う。そしてジヨンは、長くは続かないと思っていた恋人ジヨンとの関係に、思いがけない絆を感じ、心が揺れ動く。

プロデューサーのカンへの気持ちがさらに深まるソヒ。しかし、彼の自宅にインターンのソ･ヒョンが気軽に出入りしているのを見かけ、心が沈んでしまう。ジヨンたちは結婚について語り始め、ジグは恋に夢中な友人たちをよそに折り紙に没頭する。そんななか、思いがけない試練が３人に訪れる。

ジヨンの乳がんの診断に心を痛めるソヒとジグ。しかし２人は、治療に寄り添いながら、いつもの冗談を交わせるまでに戻っていく。番組の最終回を目前に控え、ソヒとプロデューサーのカンは複雑な関係について思いを巡らせる。一方、ジグはついに“親切な紙さん”と出会う機会を得る。