フェイク･シェイク ～おとり取材の仕掛け人～

一匹狼の記者マザ･マムードはタブロイド紙の熾烈な世界で名を上げようとしている。彼は殺し屋を装い、愛人の死を望む医師の秘密を暴露する。だがマザが欲しいのは特大スクープだ。マザは大胆なおとり作戦を立て、派手な生活を送るアラブのシェイクのフリをし、サッカー界の大物２人の不品行を暴こうとする。

デヴィッド･ベッカムの家族の誘拐計画の暴露、イングランド代表監督スヴェン･ゴラン･エリクソンへのおとり捜査など、数々の衝撃的なスクープによりフェイク･シェイクは世界的なスターとなる。しかし、マムードがスターになるにつれ、彼のやり方に疑問が生じ、親しい人々との関係もぎくしゃくしてくる。

マザ･マムードを疑う人は多いが、彼は止まらない。国家的なスキャンダルに見舞われるニューズ･オブ･ザ･ワールド。 しかしマザは生き残る。新しい新聞社に雇われ、イギリスのポップスター、トゥリーサにおとり取材を仕掛け、クラスＡ薬物の売人だと暴く。その後思わぬ展開となり、マザは新聞の見出しを飾ることになり、裁判にかけられる。