DOMドン ～若きギャングの物語～

2004年、リオデジャネイロ。最重要指名手配犯になったドンは、警察に追われ、ワイドショーで顔写真が公開される。ドンの窃盗チームは新たなメンバーを迎え、ますます危険な窃盗を行う。1978年、ビクトルとマリーザが出会い、恋に落ちる。

恨みを募らせたビビアンが、ドンをさらに危険な状況に追い込んだため、ドンはリオデジャネイロから逃げざるを得なくなる。世間の目から逃れても、ドンは犯罪から身を引くことができなかった。1978年、ビクトルは警察を辞めようとするが、犯罪者たちに追われ、命を狙われる。

2004年、ビトリア。別人になりすましたドンは、キナドと共に逮捕されるも、刑務所ではバラバラになり、それぞれ対立する派閥に入れられる。ドンは派閥のリーダーの目に留まり、派閥内の不和を引き起こす。1978年、アマゾン熱帯雨林では、潜入捜査員として現地にやってきたビクトルが、伐採業者、麻薬密売人、先住民の争いを目撃する。

アルシオーネの信頼を得たドンは、脱獄計画に加わるよう誘われる。キナドも共に逃げようとするが、敵対派閥のキナドが紛れ込んでいることが判明すると、緊張が走り、窮地に立たされる。一方、ビクトルは誘拐されたパロマを捜してペルナンブコ州へ向かう。1978年のアマゾンでは、ビクトルが麻薬密売の実態を探り始める。

不慮の死が生じ、独房に入れられるドン。雑居房に戻った後、刑務所内の争いを収めようとするも、取引が決裂して福音派の雑居房に移る。一方、ドンの居場所を知ったビクトルは、息子を救うためにエスピリトサント州へ。自由を手に入れるには、高い代償を払わなければならない。

リオデジャネイロでは、連日ペドロ・ドンの名前がニュースの見出しを飾り、警察はドンを追い続けていた。一方、ビトリアにいるドンは、ビクトルに悪徳弁護士を紹介され、金で自由を手に入れようとする。1978年のアマゾンでは、ビクトルが国境でコカインの到着を確認するが、そこで捕らえられて命の危険にさらされる。

刑事のホベルトは、ドンの最愛の人を使って脅しをかけ、目的を果たそうとする。ドンはただならぬ人物に助けを求めるしかなかった。ビクトルは息子の命を守るために闘い続けるが、ビクトル自身も深刻な問題に直面し、すべてが危うくなる。1979年のアマゾンでは、麻薬密売の潜入捜査が思わぬ展開に転び、ビクトルは驚かされる。

このボーナス・エピソードは、ブラジルの軍事独裁政権時代が舞台。新任警察官ビクトル・ダンタスは、目撃した銀行強盗団を追い、反体制ゲリラ戦士たちの人質になる。この経験がビクトルの正義の価値観を一変させるのだろうか。