プリーチャー

チューリップと共にマサダへの総攻撃を準備するジェシーは、世界が滅亡する未来のビジョンに悩まされる。マサダではキャシディが苦しみながらも何とか生き延びようともがいていた。そんな彼らをシュタールとグレイルの工作員たちが待ち受ける…

神は終末論のチェスの駒を着々と終わりに向けて進めていく。そんな中、ジェシーは謎の石の配置を調べるため、おそらく最後になるであろう旅に出る。一方、チューリップはキャシディを終わりのない拷問から救うため、最後の手段を思いつく。

チューリップはキャシディを救おうとするあまり、無謀な賭けに出てしまう。彼女は自身が最も恐れること、つまり精神的治療を受けることも考え始める。キャシディは脱出の望みが薄れる中、100年前に下した決断を振り返る。同じ頃、ジェシーにはセイント・オブ・キラーズが近づいていた。

チューリップは、キャシディの残した物すべてを取り返すべく、イエス・キリストと協力してマサダの塔を探る。一方、ジェシーのオーストラリアへの任務は始める前から終わりを告げていた… 残骸の中から回復し、自らが動けずにいることを知る。

再会の連続。チューリップはついにキャシディと結ばれる。ユージーンは牧師に追いつくが、セイント・オブ・キラーズの血なまぐさい殺人でひとときの再会となるかもしれない。 シュタールは黙示録の駒たちの行方を必死に追う。グレイル産業がそれを解き放とうとするのだ。

世界の終末への時間が迫る中、シュタールのメシア探しは絶望的状況に陥っていた。オーストラリアに着いたチューリップとキャシディは、ジェシーの行方を追うべく別人になりすます。一方、ジェシーはセイント・オブ・キラーズに囚われ、爆発的な終わりを迎えようとしていた。

チューリップとキャシディは、神の計画の中で引き起こされた血なまぐさい騒動の代償を、神に払わせることを誓い、世界を引き裂くことに。一方、ジーザスとヒトラーはアポカリプス・レヴューを軌道に乗せるべく奮闘していた。また別の場所では、ジェシーの前に古くからの友人が現れ、全てを変え得るかもしれないユニークな機会を与えるのだった。

キャシディとチューリップは、今やメシアだけでなく、シュタールの行方も追っているグレイル産業からハンパドゥーを隠そうとする。一方、誘いを受けたジェシーは強力な申し出を検討するのだった。

ついにメシアが姿を現し、アポカリプス・レヴューへの準備が整ったことで、マサダは騒然としていた。ヒーロー達は、世界の終わりを阻止すべく、最後の攻撃をしかけようとする。しかし、神は全能の力の全てを駆使し、彼らを分断するのだった。その頃、オーストラリアではユージーンが刑務所から出ようとしていた。

世界の運命が定まり、アポカリプス・レヴューは幕を下ろした。そして、プリーチャーと友人たちの長い旅も終わりを迎える。