ビリー･ザ･キッド

リンカーン郡戦争の火ぶたが切られようとしている。ビリーはイギリス人のジョン･タンストールとともに、マーフィーおよびハウスとのビジネス抗争に加わるが、敵の背後には、さらなる大物が存在し、大きな危険が潜んでいた。

リンカーン郡戦争の火ぶたが切られるも、ジョン･タンストールは流行の天然痘で入院してしまう。脅迫を受けたタンストールは戦略を練り直し、ハウスと和解する方法を考え出す。だが彼もビリーも承知のとおり、良かれと思ってなされた行動が意図せぬ結果を招くこともある。

ビリー（トム･ブライス）と警備団はジョン･タンストールの牧場が襲撃されるとの情報を耳にする。タンストール（ベンジャミン･サザーランド）は決起の腹を決め、事態はまたも思わぬ展開を見せる。ビリーとジェシー（ダニエル･ウェバー）は戦闘の場で再び対決することになり、信じがたいほどの悲劇的な結末を迎える。

開戦以来、警備団は守りに入っていたが、ビリー（トム･ブライス）は戦争を終結させうる計画を立てる。大胆で途方もない撃ち合いが作戦の端緒となり、新たな殺りくの舞台が整ってしまう。

マーフィー少佐とジェシー率いる雇われガンマンたちは、ビリーとレギュレーターズより優位な立場にいるものと確信していた。しかしキッドを侮るのは愚かだ。対立が始まって以来、ビリーは守りに徹していたが、成功すれば必勝の思い切った作戦を立て、敵に戦いを仕掛ける。

夜明け、ビリーとレギュレーターズがリンカーンに入り、町を乗っ取って、マクスウィーンの家を本部にする。次に数人がマーフィーの店へ向かい、マーフィー、ライリー、そしてセブン･リバー･ギャングに町を出ていくよう要求する。しかしその答えは大量の銃弾だった。抗争は新たなレベルに達する。

リンカーンに平和を取り戻すため、米軍兵士の一団が到着する。町は封鎖され、ビリーとレギュレーターズはマクスウィーンの家に立てこもる。敵であるマーフィーのザ･ハウスではレギュレーターズに勝利したことを祝っていた。レギュレーターズの若い見張り役が動揺して兵士を撃ち殺したことから、報復作戦が立てられる。

最終回。新知事が就任する。彼が最初にやったことは、リンカーン郡抗争で罪に問われている者への恩赦だ。しかし殺人で逮捕状が出ている者は対象外とした。ビリーには追っ手が迫っている。そして逃走を続けるビリーに業を煮やしたトーマス･カトロンは、ビリーをリンカーンにおびき出すワナを考え、彼を捕らえようとする。